水戸市では、中心市街地の活性化や文化芸術の発信拠点として新市民会館を建設し、7/2(日)に記念式典を催したという報道がありました。高橋市長肝いりの施設ということです。木製の柱と梁が特徴の「やぐら広場」、京成百貨店との上空通路(歩道橋)、収容人数2000人の巨大なホール、多くの人が訪れる可能性があります。同じ茨城県民としても大成功を祈ります。
しかしながら若干の懸念を覚えます。中心市街地の活性化は地方都市の共通の課題。多くの自治体で工夫を凝らしながら様々な公共施設を建設してきました。水戸市では、市民会館本体とその周辺整備に約300億円をかけたようです。この施設が成功となるとさらに多くの自治体が同様の施設を計画するでしょう。もしかしたら、筑西市もその方向に進むかもしれません。私の懸念はここにあります。
筑西市では、すでに中心市街地の再開発は済んでいます。稲荷町通りの拡幅、アルテリオ建設、合同庁舎建設(税務署、法務局)、さらにスピカビル市役所移転。しかしながら結果は鳴かず飛ばずの感が強いので、さらなる公共施設の建設を一部の市民は望むことでしょう。水戸市のように300億円は無理でも、それなりの額の公共施設を、です。私は今ある財産、施設を有効利用、プロモーションすることで中心市街地の活性化を主張するものです。水戸市に憧れてはいけません。