議員日誌106  土浦ウララビル 市が購入

 新聞報道によれば、土浦市は駅前ウララビル(イトウヨーカドー土浦店がキーテナントとして入っている)の購入を決定したようです。会見で土浦市長は「駅前の雑居ビル化を避けると同時に、市の玄関口に相応しい機能の導入を図るには、市が購入する必要があった。」と説明したようです。この展開は、我が筑西市のスピカビルに対する扱いと同じです。但し、背景が違います。

 土浦市では、かねてより老朽化した市庁舎の移転問題が生じており、市庁舎建設審議会を中心に話し合いが進み、すでに候補地を2か所に絞りそのうちの1か所がウララビルであり、最終的に審議会が答申する運びとなっています。たとえ、駅前ビルに市庁舎が移ったとしても、それは市庁舎の移転の必要性に応じた結果ということです。筑西市の場合、市庁舎の建て替えや移転問題は生じておりません。先の大地震の前から、耐震補強工事を施す予定であり、予算をとって見積を発注し、改修工事着手直前まで進んでいました。そこへ、スピカビルの売却否決があり、活用問題がにわかに大きくなり、議会が市庁舎移転を提案する結果となっています。私はこの提案には今でも反対です。市庁舎の移転など全く必要ありません。補強することで十分です。使える市庁舎をわざわざ移転するなど他市ではありえないことです。

 移転を主張する方は、今度の土浦市の動きを自分たちの主張の正当化に利用しているようですが、先に述べたように背景が全く違っていますので、筑西市には当てはまりません。市庁舎(本庁)は老朽化するまで利用するのが常道です。

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