新聞報道によれば、全国的に流されている皇室献上農作物の情報については誤りがあるということです。悪質な仲介業者が偽って農家に皇室献上をもちかけ、農作物あるいは金銭をだまし取っていたようです。この仲介業者は逮捕され、件の農作物は皇室献上されていないことが判明したということです。
筑西市においても、3年前から4農家の農作物を皇室献上品として広報誌に取り上げていました。これらの農家の方々は、悪質業者の逮捕の情報を知り、自らの事案が含まれている可能性があることを市に知らせてきたようです。そして市が調査の結果、筑西市の4農家の作物も献上されていないことが判明しました。被害にあわれた農家の方々にはお気の毒としか言いようがありません。
ここで２つ疑問が残りました。農家から作物が皇室献上されたという情報が上がった場合、市当局は何故、真偽を確かめることをしなかったのでしょうか。農家が詐欺にあっている可能性があると考えなかったのでしょうか。さらに、宮内庁にしても警察にしても、農作物の皇室献上の仲介という詐欺行為について、もっと早く注意喚起の情報を流すべきではなかったのか。
