委員長泣かせの市民アンケート特別委員会が、混迷しています。意見が収斂しません。スピカビルと市役所本庁舎に関する意見が錯綜しています。設問 14(市役所本庁舎をどうすべきか、改修か、スピカ移転か、建て替えか)について、費用を付記するかしないか、侃侃諤々(かんかんがくがく)でしたが、対応に窮した執行部から、「設問14は全部削除する」という言葉が発せられました。スピカ移転派と耐震改修派の綱引きに執行部が耐えきれず棚上げを図った格好です。
誘導的な設問をするならアンケートそのものを中止すべき、議会の提言があるにもかかわらず市民アンケートにかけるのは議会軽視、市民から負託を得ている議員が発言すればそれが市民の声、等々。それなりに道理ではありますが、背景や経緯が重要です。場合によっては暴論であり、民主主義のはき違えになりかねません。
本庁舎とスピカビルについて、対立した執行部と議会の歩み寄りをこの市民アンケートに期待した者としては残念でなりません。