本日の市政懇談会は「学校統合について」でした。これまで「学校の適正配置」「小中一貫校の新設」という文言が多用されてきましたが、本日の懇談会では「統合」でした。私はこれがズバリわかりやすいと思います。
現在、少子化により児童生徒数が減少しており各小中学校の学級数、1学級の児童生徒数がいびつなほど減っていることが現実です。小学校では全学年1クラスという学校がいくつもあります。その学級の児童数が10人以下という学校もあります。国の基準では小学校は12学級以上が適正であり、また1クラス35人という基準がありますので最低1学年に36人いなければ2クラスにできません。筑西市の現状では当然小学校の統合の必要性があるのです。教育を受ける児童の公平性、学校を運営する効率性を考えても当然の議論です。施設一体型小中一貫教育の必要性の議論の前にあるのです。
筑西市では明野中学校区の小規模校が最も多く、1クラス学年も最も多かったこともあり学校を統合(小中一貫校・明野五葉学園の新設)しました。次は協和中学校区を検討するようです。それは自然な流れですが学校を統合しただけで議論を終了してはいけません。少子化は現在進行中です。少子化を止めなければ本質的な解決とは言えないのです。教育の観点ばかりでなく、どうしたら少子化を止められるのかこれも同時に議論すべきでしょう。
さらにもう一つ検討すべきことがあります。それは新設学校の建設コストです。公立施設の建設コストを考える機会に考察します。