長丁場の3月議会が終了いたしました。令和6年度当初予算が確定したわけです。これに関しては、議会報告52号にてご報告いたします。ここではアルテリオ改修事業について報告いたします。
アルテリオは地域交流センターと美術館が入っている高さ約20m、延べ床面積約12,000㎡の巨大建築物です。2003年に26億円の巨費を投じて完成しました。現在築21年です。その構成は地下1階(駐車場、大練習室、陶芸室)1階(集会室、調理室、ロビー、喫茶コーナー)、2階(会議・セミナー・研修質、地域交流センター事務室、市民協働課事務室)、3階(しもだて美術館)、3階建てです。
昨年、大規模改修が必要という情報が議会に報告されました。その後精査をして23億5千万円という改修工事費が予算請求されたのです。あまりの金額に誰しもが驚きました。なぜ、そのような金額が必要になるのか執行部からの説明では納得できません。私は一般質問にて、設計段階における保守管理計画、長寿命化計画の不備を指摘しました。設計に立ち返って、今後の保守管理、長寿命化、計画修繕を主張しました。しかしながら、此度の大規模改修工事は納得いたしませんでした。多くの知人に尋ねたところ、納得できない、という回答です。おそらく半数以上の市民の声でしょう。美術館があまり利用されていないことに対する反発もあるようです。
私は、この予算の削除案に賛成いたしました。結果として、削除案が賛成多数で成立いたしました。執行部は今後、議会説得に動くでしょう。私もアルテリオ改修そのものに反対するものではありません。全館1年間休館するなど(執行部案は閉館しないまま長期間をかけて工事する方法)23億円工事方法とは違う工事方法がないのか、議員としてもしっかり勉強し、提示したいと考えています。