一人暮らしにとって(特に男性)コンビニは生活の生命線です。コンビニがなければ生活は成り立ちません。ところで、此度の出来事は、コンビニは地域の人と人とのつながりにも重要な働きがあることを証明しました。
市内大田地区の軽い障害を持ったSさんは独り暮らしで毎日特定のコンビニで食品を購入していました。決まった時間に来るので店主さんも顔なじみだったようです。この方が数日間買い物に来ないことを店主が不審に思い、市役所の福祉課に相談し、市は地域の民生員Nさんに連絡したそうです。その民生員Nさんが警察官とともにSさん宅を訪れたところ、Sさんは衰弱し助けも呼べない状態だったそうです。現金はほとんど持っていなかったそうです。Sさんは間一髪で救助されました。コンビニは、まさに「孤独死を救う」働きがあるのです。
その後のSさんの面倒を見ているのが地元介護施設「白蓮壮」です。Sさんの来年受給される年金での支払いという条件のもと、食事の提供を続けているそうです。さらに地元の民生員Nさんも温情のあるかたで、一日おきに食品を届けているそうです。白蓮壮と民生員Nさんにも賞賛と感謝の意を表したいものです。コンビニとともにこの地域の宝物です。