今回は、五葉児童クラブ建設工事について検証いたします。この施設の整備の必要性は、今後の学童保育の需要は伸びると予測されること、学校敷地内に学童保育施設があるほうが、子供の安全には都合がよいということでした。学校敷地内に施設を設けるには、通常は空き教室を利用しますが、五葉学園は新設校であり空き教室はありませんでしたので、新たに学童保育専用に建築されることになりました。 民間施設を参考に比較します。
五葉児童クラブ 民間の児童クラブ
定 員 190人 200人
建設費 4億円 2億円
民間の場合、40人で1事業という単位があり、200人預かる場合、5単位となります。1事業の建設費は約4000万円だそうで、合計で2億円ということです。結論として五葉児童クラブは民間施設の2倍の費用が掛かっているということです。市内唯一の児童クラブとはいえこれほど豪華にする必要があったのでしょうか。さらに、既存の民間の学童保育に対する経営圧迫になりはしないか、疑問がもたれます。 ちなみに、初年度の学童保育児の契約数は、75人だそうです。民間なら2事業、4000万円×2=8000万円で間に合ったのではないでしょうか。