新中核病院に関する質問が集中しました。当然です。市民の共通した関心事です。私も、どの地区に行っても問われます。協和中央病院との新たな枠組みでの再編統合がどこまで進んでいるのか、本当に実現するのか、につきます。
議会に先立ち、真壁医師会から市民の皆様にメッセージが新聞の折り込みを通してありました。ご覧になった方も多いと思いますが、「地元医師会が今度の枠組みに反対している」と感じたと思います。私にもそう取れます。新しい枠組みが議員に知らされて3カ月近くたちますが、進展が見えません。早々に立ちあがるはずの建設委員会が一度も開かれていません。医師会の反対が原因と思われます。
医師会の意向は、元の計画―県西総合病院との再編統合をもっと粘り強く交渉せよ―ということのようです。協和中央病院という民間病院との組み合わせは、不都合が多いと主張しています。また、病院の機能についても医師会と市側では食い違いがあります。議会の追及は、市長が医師会に打診せず新しい枠組みを発表したことを大きな原因に揚げています。
私たち議員は、どうしても医療には素人です。専門的には医師会が反対する理由について、その正当性がよく分かりません。しかし、医師会に打診せず新しい枠組みを進めたからというのは筋が通りません。この期に及んで桜川市の同意をまって、期限に間に合うのでしょうか。それなら春先の筑西市単独宣言はピエロになってしまいます。
何れにしても、県も市も市民も、そして医師会も新中核病院の必要性を認めています。医師会は推進役でした。然るに、このままではこの計画がとん挫しかねません。理想より現実的に進めるべきと思うのですが。