議員日誌151    年始の挨拶まわり

 昨年より1週間遅れて年始の挨拶に歩きました。支持者の皆様、行政書士事務所の顧客の方々へ「議会だより」と「御年賀」を持って伺いました。多く出る話題は市長選の話です。長年地元で事業を経営し現在は引退している御仁と話をしていると、「筑西市民の関心は、政策より人、出身地、誰が支援しているということにある」と言われました。国政選挙でも同様な話を聞きますが、すこし戸惑います。

 一般市民に政策で選択してくださいと訴えることが王道と考えていますが、確かに人物を信頼し政策を任せることは間接民主主義の本筋です。自分と同じ価値観を持つグループが支援するかしないかもこの制度上重要です。すばらしい公約を掲げても実行してくれなければ投票は無駄になります。それであれば、人物本位で選択、人物を良く知らなければ出身地や支援グループで判断することも頷けます。しかし、そればかりでは選挙制度が成熟していかないように思います。選挙を経ることで、候補者は政策を研究し自ら成長する、市民も自らの立場で候補者の政策の良否を判断する、こうして社会が成長していくものだと思います。せめて、基礎自治体の首長選は政策選挙の要素を重視してほしいものです。

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